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マーケティング企業に関係ある3つのブランド力について

 

皆さんは企業に関係ある3つのブランド力についてどれほど把握されてますでしょうか?
これから説明する3つのブランド力について自社のブランド力だとどうなるのかを考えながら読んでみると理解が深まると思いますのでぜひ自分たちに当てはめながら読んでみてください。

 

1,企業ブランド

企業に関係するブランド力とはいえばまずはこの企業ブランドに思い至るのではないでしょうか?
文字通りこれは「企業自体のブランド力」を指します。

 

このブランドを構成しているものとして「世間的にその企業がどれだけ認知されているのか?」ということと「世間的にその企業がどれだけ信頼されているのか?」という2つの要素で構成されています。

 

その企業のことを誰もが知っているというだけでブランド力が高いと思われがちですが、知名度ある理由は別に良い理由だけではありません。なにか悪いことをしてしまい世間的に有名になってしまったケースもあるからです。

 

そのため、「どれだけ認知されているのか?」と「どれだけ信頼されているのか?」の2つの要素が重要になってきます。

 

2,製品ブランド

2つめは製品に関するブランド力です。
これは「企業」とは関係なく「製品」「サービス」のみに注目したブランド力です。

 

製品ブランドが圧倒的なものを1つ例をあげるとすると「iPhone」などがありますが、これはスマートフォンを購入しようと考えているときにおそらく多くの人が最初にiPhoneの名前を思い浮かべると思います。
まさしくこの「特定のジャンルのサービスもしくは製品を思い浮かべるときにすぐに思いつくモノ」というのがイコール「製品ブランドが強い」ということになります。

 

この製品ブランドが強いとお客様が複数の商品(サービス)で選択を迷っている場合などにその商品(サービス)が選ばれる傾向にあります。

 

3,ソリューションブランド

実はこの3つめのブランドは非常に大切なブランドなのですが、そもそも”ソリューション”とは「企業が抱えているビジネスやサービスに関する問題や不満を解決に向かわせる」という言葉です。

 

つまりソリューションブランドを簡単にいうと「この会社にはなにを相談したらいいのだろうか?」ということがどれだけ認知されているのか?という意味合いになります。

 

実はこの項目についてとても参考になるCMがあったのですが、ちょっと前にイチロー選手が「オリックスはなにをしている会社でしょうか?」と記者たちに問いかけるCMがあったのはご存知でしょうか?
オリックスという会社名はおそらく多くの日本人が知っていると思うのですが、「オリックスとはどういう会社なのでしょうか?」と問われると回答に困る人は多いと思います。

 

これはオリックスのケースこそが「企業ブランド」は高いものの、「ソリューションブランド」が低いために起きている現象になります。
(このCMもおそらく社内で「企業ブランド」に比べると「ソリューションブランド」が低い、という問題提起があったのだと予想できますね)

 

もちろん、オリックスほどの知名度(企業ブランド)があれば仕事に困るということはないでしょうからあくまでも「できれば解決したいなぁ」ぐらいの気持ちのCMだったと思うのですが、中小企業やそれほど知名度のない大手企業にはこのケースは大きな問題になってきます。

 

なぜならこのソリューションブランドが低いと、どこかの企業がなにか困った事態に陥った際にそれを解決できる術を自社が持っていたとしても永遠にその相談(仕事)はやってこない、ということを意味するからです。

 

 

得意ジャンルの仕事の相談がこないというのは非常に死活問題になってしまうので中小企業の方は特に「自社の強み」というものを常に明確にして可能な限りアピールしておいたほうがよいでしょう。

 

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